前回はフルマラソン用にガーミンのワークアウトを作ってみました。
これはとっても役立つんですが、後半、GPSログとコースの距離表示のずれがだんだん大きくなる。そうなるとこのとおりに走っていていいのか分からなくなる。
それに備えて今回はPACEPROを併用してみようと思います。
コースを作る
まずはガーミンのコースを作成します。マラソンのコース図から同じ場所をトレースして作ります。めんどくさい。でも心配は不要です。スタート地点付近の地図から周辺のコースを探すと、たいがい誰かがコースを公開設定で作成しています。
注意点
ルートの高度情報は地図から取得しています。なので高い橋の上とか高架の上などは正しく算定されません。今回の富山マラソンの新湊大橋も海抜0mで高度がセットされています。誰かが事前に走っていればその高度が利用できるんですが、前回とコースが変わっているので前回のは使えないし、試走する人がいるかというと、橋の上は歩行者立ち入り禁止なので難しいです。
まあ、こんな注意点もありますが気にせずコースを作ってみます。
道路の中央に沿って測定点を取っているので、計測値は42.195kmより長くなっています。真ん中くらいの高度が低いところが橋の上で実際は一番高いところで45mくらいはあるはずです。
コースができればPACEPRO戦略の作成です。
PACEPRO戦略の作成
コースの画面のメニューからPACEPRO戦略を作成してみます。
あとで調整用に使うべく30秒早めに目標セットです。
これで出来上がり。この状態だと、イーブンペースを目指して、そして起伏についてはガーミンが勝手にペース調整をしてくれています。
これをさらに自分で調整します。
イーブンなのかネガティブなのかポジティブなのかをスライダーで調整します。また、上り坂でどれくらいペースを落とすのかもスライダーで調整します。
また、新湊大橋の部分(21kmと22km)については自動では起伏を考慮したペース設定がされないので、手動で調整します。コース機能では平坦扱いですからね。1kmごとのスプリットタイムを直接入力します。
上り坂でペースが落ちる分、ゴールまでの時間を速めに設定した30秒をここに乗せて調整します。
21kmのところが青く表示されて大きく落ち込んでいます。ここが橋の上り坂になります。
これで4時間きっかりに作れました。
実際に走ってみます。PACEPROは実際にそのコースに行かないと動作しないので、別に近所を走るコースを作って試します。
走って、下の先行が遅延にならなければ目標達成できます。
私の使い方
ワークアウトとPACEPROは同時実行できます。前回作成したワークアウトとこのPACE PROを両方とも起動します。
前半は、ワークアウトの画面で走ります。35km以降は目標ペースは設定しません。
そして、後半35kmを過ぎてからPACEPROの画面に切り替えます。そうなると画面には遅延か余裕かが表示されます。あとは我慢してなんとか遅延を発生させずにゴールを目指すという使い方をしようかと思います。
PACEPROを1km設定で使うときにはオートラップをOFFにします。PACEPROは地図上の距離、オートラップはリアルタイムで計測したGPSの距離なので微妙に違いが出てきます。両方生かしておくとあまりにうるさいのでオートラップをオフにします。
ガジェット好きとしては、これくらいは使い込んでみようかな。あと一番大事なのは撃沈しませんように。