ゴールデンウィーク後半4連休。
暇なので暑いけどLSDでもしましょう。明日と明後日はもっと暑いらしいのでね。
いつか走ろうと思っていた見沼代用水を通しで走ってみましょう。
武州荒木駅で降りてコミュニティバスに乗り換えます。駅前にはなんにもありません。静かな駅です。
このバスで老人福祉センターバス停まで乗ると、すぐそこが利根大堰と緑のヘルシーロードの起点です。バスって言ってもワゴン車です。もし、地元の人でいっぱいだったら遠慮しようと思っていたけど、誰も乗っていなかったので、利用させてもらいます。1乗車100円です。
せっかくなので利根大堰を見に行く。
ここで取水されているのは4つの用水路。ここ大分水工で分水されます。
もう、すごい水の量。春の水利用が多いシーズンだからね。心ときめく。
見沼代用水と埼玉用水は埼玉県の農業用水、武蔵水路は荒川を経由して東京と埼玉の上水道へ。邑楽用水だけは分水で折り返して利根川の地下を鋼管で潜って群馬県に配水されています。
もうね、大型構造物ファンの心くすぐることこの上ない。
まあ、そこは置いといて、走り始めます。9時スタート。すでに日が高くて暑いです。とはいえ、風は少し涼しい。
ここがずっと見沼代用水に沿って続く緑のヘルシーロードの起点。地味です。
「この先私道につき通行禁止」は緑のヘルシーロードを指しているわけではありません。念のため。
見事に真っ平ら。
まずは1km。用水の流れが速い。落ちたらどこまでも流されそう。
見沼代用水を追っかけて行くと星川に合流します。ここから10km以上は星川の流路を利用しているので、用水路の割には幅が広い。
3km地点は秩父鉄道の踏切付近だったのでキロ表示無し。
全部のキロポストを撮影しようかと思ったんですが、面倒になってきたので、ここで終わり。
遠くに埼玉唯一のタワー(行田タワー)が見えてきました。1ヶ月前に行田鉄剣マラソンでここ走ったんだった。
10km。まだ元気です。日陰がなくて暑い。
10km過ぎに支線の水と緑のふれあいロードの分岐点があります。騎西領用水も分水されます。
15km。風景が変わらないので、飽きてきました。日陰もないし。
星川と流路を共有しているのは旧菖蒲町付近20km標識のところまで続きます。
ここが分流地点。左に曲がっていくのが星川で16間堰。右の看板でわかりにくいですが、こちらが見沼代用水で8間堰。水が必要な時期は16間堰を閉めて8間堰を開けて見沼代用水に水を流して、水のいらない時期は逆にして星川に水を流したそうです。
21km付近の旧菖蒲町役場付近はラベンダーがたくさんあります。葉っぱを触るといい香りがします。花はまだまだ先のようです。
前にさいたま市から走ってこの辺りまで来た時に近くにあったローソンで休憩しようと思っていたんですが、閉店していたので、水を得る術が無くなりました。ラベンダーを楽しんでいる場合ではありません。み、みず〜
2kmくらい先の圏央道と交わる付近でスマホで調べてセブンイレブン発見。ここでレスト。
さらに走って元荒川に到着。見沼代用水よりもずいぶん低いところを流れています。
ここを用水路は伏越(川底をくぐるサイフォン)で越えていきます。こちらは出口。柴山伏越です。
25km付近。昼近くなってきてかなり暑くなってきました。LSDペースでも暑いし、脱水しているのか心拍数が妙に高い。
東北新幹線の高架を過ぎて30km過ぎたところで、脚が動かない。歩きが入ります。30kmの標識撮影し忘れているし。
蓮田駅を過ぎて、33km近くで瓦葺分水工。ここで見沼代用水は見沼東西を流れる東縁と西縁に別れます。
スタート時点の予定ではここで東縁沿いを走って、東浦和の見沼通船堀まで行くつもりだったんですが、もう脚が動かないので、西縁沿いを選択して走ります。途中で電車に乗って帰ろう。
ゴールは西縁側の緑のヘルシーロード終点。
でも、ここから土呂駅までも結構距離があるので、ヨタヨタと走って帰りました。
上の写真の右側の跨線橋を通ったんですが、そこから見る終点。緑のヘルシーロード(西縁)はいきなり終わる感じ。その向こうはJRの東大宮車両基地です。
5時間近く運動してしまった。
風は涼しいので気付きませんでしたが、むっちゃ脱水してました。
でもねもう少し距離耐性つけなきゃねって思います。日陰が無くてこれからの季節再挑戦しにくいけど、寒い時期にリベンジしようかな。
コースメモ
- スタート地点の見沼元圦(もといり)公園内に自販機とトイレあり。その後トイレも自販機もコース上には30km以上無い。
- 水飲み場のある公園は2km付近の見沼公園の後は30km過ぎて蓮田駅近くまで無い。
- コンビニはコースから見える範囲にはずっと無い。スタート地点にも武州荒木駅にも無いので、何か買うなら羽生駅が最後。
- 起伏は無い。水が流れているので、利根大堰から下るとやや下り基調のはず。でも分からない。
- 特に行田から久喜市菖蒲町までは周囲も含めて真っ平。遠くまで見渡せるけど、ずっと景色が変わらないので飽きる。
- 日陰は少ない。用水路の対面には桜が植えられているところも緑のヘルシーロード側は日陰無し。対面に渡ると歩道のない車道で桜の下は草むらになっているところが多い。
- 自転車の人はときどき通るが交通量は少ない。ランナーもたまに見かける程度
- キロポストが1kmおきにあって、看板も交差点のたびにあるので道には迷わない。用水路の右岸か左岸かをずっと通っている。用水路から離れるのは鉄道を越える時(秩父鉄道と東武野田線)だけ。コース確認でスマホを見る必要も無い。
- 鉄道駅は秩父鉄道武州荒木駅以降は30km以上徒歩10分以内で行ける駅は無い。離脱する時にはバスで移動が必要。埼玉北部は田舎なのでバス便は多くない。ギリギリまで頑張り過ぎないように。
- 持って行くもの。コンビニや自販機が少ないというか無いので、水筒(フラスク)、補給食。ちょっと離れたコンビニを探したりバスの時刻を調べるのにスマホは必須。
- 利根大堰は一度見ておくと良い。利根川の本流はこっち側なんじゃないかって思うほどの水量(渇水期は違うと思う)
- ここを走るウルトラマラソンがあるけど、飽きると思う。