埼玉県に国宝の建造物があるんです。
てっきり無いんだと思っていて、調べてみて、あったのにびっくりしました。
それが妻沼聖天山です。熊谷から北に行ったところ、旧妻沼町。利根川の辺りにあります。ほぼ群馬です。
最寄駅はどの駅からもバス便で遠いんですが、強いて言えばお隣の群馬県の東武小泉線の終点西小泉駅。そこから5kmちょっとあります。普通の人だと5kmは最寄駅の範疇ではありませんが、ランナーなら走って行きますよね。5kmならゆっくり走っても30分って計算してしまいます。怪我してるのに。
それで、新越谷から東武線に揺られて1時間半。東武動物公園で乗り換えて、さらに館林で乗り換える。遠い。ようやく到着。
ここ西小泉駅から5.8km。廃線跡を辿って走って行ってきました。その走った話はまた別に。
さて、そんな感じで「妻沼聖天山」山門前に到着。
初めて来ました。いい天気で暑くなってきました。さすが熊谷。
境内は自由に入れます。
国宝の彫刻を近くで見るためには700円を払わねばなりません。入口から遠目で見てもかなりの素晴らしい彫刻が見えてます。やっぱりここは入るでしょう。そんなに来ることもないですし。
さあ入りました。まだ時刻は10時前。場内にはスピーカーがセットされていて、料金所から音声ガイドをしてくれます。
本殿は3面に美しい彫刻が施されています。平成の大修理で美しさが戻ったそうです。もう、3面ともにクラクラする美しさ。しかも入った時はたまたま一人でこれ独占でした。
ここは「埼玉日光」って呼ばれてるみたいです。こう呼ばれるとむしろ二流感がハンパない
地元の村民の寄進で作られたので、40年以上かかったそうです。
双六を見て天邪鬼を踏み忘れた毘沙門天。天邪鬼がのびのびとして、隣の天女を手招きして呼んでます。
走っていかなくても周囲には結構無料駐車場がありますので、家族でもいいと思います。公共交通機関だと不便です。
さて、たっぷりと満喫したので、帰る前に名物でも食べようかと聖天寿しに来てみたところ大行列で断念。見てても列の進みがすごく遅い。待ってられないな。
ここはお揚げを縦に使った細長いお稲荷さんで有名なんですが、GWの洗礼を受けてしまいました。なかなか来れませんが、またいつかということにして、熊谷駅まで走って帰ります。
帰りも廃線跡を辿っていきます。昔はここから熊谷駅まで鉄道があったそうな。