今使っているガーミンは、ForeAthlete945。
こいつの売りは地図をこの小さな時計の中に内蔵していること。でも、これまでほとんど使ってなかったんです。PCでコースを作ってガーミンに送っておくとナビしてくれるというのは知っていたんですが、面倒で・・・
でも、ガーミン本体だけでコースを自動で作ってくれる機能をいまさらながら発見しました。
それがラウンドトリップコース作成機能。距離とだいたいの方角の情報を与えると、スタート地点からぐるっと回って元の場所に戻ってくるコースを自動で作ってくれるんです。
スタートボタンを押して、ナビ機能を選びます。インストールされてなかったら、スマホのGCMかPCのGarminExpressからインストールできます。
ラウンドトリップコースを選ぶ。
アクティブティをどれにするか、ランかバイクを選択します。今回はランを選びます。
距離を選びます。今回は8km。この距離を目安にコースを作ってくれます。もちろんピッタリにはなりません。
距離は1km刻みで最大は100kmまで行けます。100kmになるとコース作成に時間がかかりすぎてあまり実用的では無いです。試しにやってみたら30分経っても作成完了しませんでした。その後は勝手にキャンセルされてしまいました。
42kmでコースを作ってみたら、10分くらい作成に時間がかかりましたが無事表示されました。ちなみに、そのコースはさいたま市から久喜まで行って戻ってくるコースを作ってくれました。
実用上は10km以内がいいのかな。
どっち方向に向かうか東西南北から選べます。ガーミンにおまかせの「任意の方向」というのも選べます。今回は北に向かってみます。
早速ルート探索を始めてくれます。結構待たされます。8kmで2分くらいは待つかな。これは暖かい家の中でやっておくのが良さそうです。
コース作成前にGPSの現在地をガーミンに掴ませておかないと最後に位置を掴んだところからルートを作り始めますので注意です。
結果できてきたコース。北に向かってぐるっと回るコースを作ってくれました。
コースは3つまで作ってくれます。ただ、その都度探索するので、時間がかかります。
その3つから選びます。コースは地図から拡大して確認可能です。
決定ボタンを押して選んだら開始。その後はいつものとおりGPSを掴みに行ってスタート。オプションメニューからワークアウトやトレーニングカレンダーのメニューも選べます。
走り始めると地図でナビしてくれます。
常に地図画面を表示させておく必要はありません。ペースやタイムを表示させておいて構いません。曲がり角が近づくと自動的に地図画面に切り替わります。過ぎれば元の画面に戻ります。
地図画面には次の曲がり角までの距離が表示され、コース上(ピンク色のライン)には曲がる部分が白の矢印で表示されてます。
曲がり角が近くなると音とバイブでお知らせしてくれます。
地図以外の表示にしていても赤い三角形で地図のラインの方向を教えてくれます。ガーミンの上方向を走る方向に向けて、三角形が上に来ていれば、コースのライン上にいるということです。
ちなみに、ガーミンが作るコースですが、細い住宅街の街路でも、歩道がなくて車が多い道でも遠慮なくコースに組み込んできます。今回は片側2車線の広い道路を信号機無しの交差点で横断する怖いコースを作ってきました。ちょっと前のGoogleマップのカーナビみたいです。
そんな時には、頑張ってコースに従わなくてもショートカットしたり、歩道のある道を通ったり、信号まで迂回して構いません。しばらくコースから外れて走っていると、最初は後ろに走るようにナビしていますが、そのうちルートを再探索して作り直してくれます。これもカーナビみたい。ガーミンはアメリカではカーナビメーカーですもんね。
でも、コースアウトしてもカーナビみたいにうるさく警告してきません。これは助かります。
こんな感じでコースアウトしてもしばらくするとコースが作られて、ピンク色のラインが今走っているところに表示されます。
その他にはこんな画面も追加されます。目的地(=スタート地点)までの時間と距離と到着予想時刻。
これはコースの起伏。緑がこれまで走ってきたコースで、青がこれから向かうコース。今回は真っ平らな埼玉県東部を走っているので、起伏はほぼ無し。
峠走の時なんかは到達点が見えるので面白そうです。
この画面も追加されます。進むべき方向を示していそうですが、情報量が少なすぎてよくわかりません。
使ってみて思ったんですが、これは結構面白い。特に旅ランで役立ちそう。旅先で泊まって、早朝に宿からジョギングする時に、適当に距離だけ決めて走るのに最適。到着予想時刻も出るので、時間に限りのある旅ランにいいです。今は旅も出張も全然行けないので寂しいですが、また行けるようになれば活用したいです。