アシックスのスマートシューズのエボライドオルフェ。
ここから取れる情報を見ていると、データマニアとしては時間を忘れます。まだ正確性の怪しい情報もあるのですが、それもまた楽しい。
今日はガーミンRDPで取れる情報と比較してみます。
靴の中に入っているオルフェコアとズボンの後ろにつけるガーミンRDPでは同じような情報がいくつか取れます。同じコースを走ってみた時の比較をしてみます。オルフェは一時停止機能がついていないので、信号で止まらず走れた公園内のランの結果です。
対象となる情報は、ペース、ストライド、ピッチ、上下動、接地時間です。
ペース
ガーミン
オルフェ
オルフェの方が遅い。オルフェはスマホのGPSではなく、靴の中の加速度センサーで計測している模様。キャリブレーションしてないので(そもそもキャリブレーション機能が無い)、合うわけが無い。なので正しいのは十中八九ガーミン。
しかし、GCM(ガーミンコネクトモバイル)もオルフェランも横軸の区切りが妙。ガーミンは区切りの意味が分からない(そもそも等分ですらない)し、オルフェはなぜ50分を3分割するのかが不明。60分を3分割すればいいのに。
ストライド
ガーミンRDP
オルフェ
ガーミンは左足と右足の着地点の間、オルフェは右足と右足、左足と左足のストライド。左足とガーミンの計測は近い。オルフェは左と右のストライド差がこんなにあると右に曲がっていっちゃうと思う。でも公園内のコースは左回りで走ったんですけどね。
どうも記録の取り方がおかしいのかもしれない。
ピッチ
ガーミンRDP
オルフェ
これは両方ともほぼ同じ結果でした。オルフェランはピンチアウトでグラフが拡大するんですが、180spm以上だと、少し拡大するとグラフが外に出ていってしまう。走っているのであれば、120spm以下はいらないと思うんですけど。
上下動
ガーミンRDP
オルフェ
ガーミンは腰の上下動、オルフェは足の上下動を示しているので、大きさが違っています。腰は7.5cmで足はそれに加えて10cm〜15cm大きく動いているということです。起伏のあるところを走っていますが、その影響は受けてないようです。オルフェの方は右足は不安定で左足は安定しているみたいです。でも、そんなこともないような気もしてます。 データの記録方法に難があるのかもしれないです。
接地時間
ガーミンRDP
オルフェ
今回はゆるめの起伏走なので、接地時間は長め。オルフェの方が長めに出ています。オルフェは靴の中のセンサーで計測しているので、正確度合いは高いはず。ただ、左右差が大きく、左足が安定しすぎですし、どうも計測結果の集計に疑問が残ります。
グラフ全体
オルフェはアプリで見ることができる記録は1分ごと。ガーミンは最短1秒ごとで、実際は5〜10秒ごとです。オルフェもリアルタイムで着地パターンを表示できるので、アプリかセンサー内のデータ記録頻度が少ないようです。にしても1分ごとは長い。スピード系のポイント練習だと記録ポイントが少なすぎます。
また、グラフの大きさはオルフェの方が大きく、ピンチインアウトが可能。ガーミンはタップで横画面で拡大され、グラフを重ねることが可能です。
背景もガーミンは黒でオルフェは白に近いグレーになります。黒の方が見やすいです。
こんな感じでまとめてみましたが、オルフェの方は、まだアプリがこなれていないように感じます。まだ本格的に発売してから1ヶ月ですからね。今後に期待したいと思っています。