旅に出たり、走ったり、旅に出て走ったり

走った記録や旅行記、旅ランの記録などを書いています。Garminなどのランガジェットの紹介もします。

【保存版(笑)】峠走みたいなマラソン大会コレクション

突然ですが・・・

峠走みたいなマラソン大会に出るのが好きなんです。

大きなピークが1つあって、そこの頂上を目指して我慢して我慢して上って、折り返して思いっきり下ってくるマラソン大会です。(登り返しがある大会も多い)

山道の下り坂が怖くて苦手なので、トレランは入れてません。ロードのみです。

好きな理由は、

  • ロードなので、結構景色が見える。たいていは景色が最高。
  • 上り坂を上った後の下り坂が実に気持ちがいい。
  • 最高地点で結構な達成感が味わえる。(まだ半分あるけどね)
  • タイムを気にしなくてもいい。(気にするのはコースベストだけ)
  • レーニング効果がありそう。(by岩本能史コーチ)

んなとこです。

これまで走ったことのある峠走みたいなマラソン大会コレクションです。

 

乗鞍天空マラソン(高低差1,100m)

乗鞍岳の長野県側、乗鞍エコーラインを舞台に開催されるフルマラソン。以前はもっと距離が短かったんですが、だんだん伸びてフルマラソンになりました。

run-walk.jp

コース

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標高1,500mの乗鞍高原をスタート地点として、標高2,600mの肩の小屋まで、高低差1,100mを登って降りてくるフルマラソン。6月末の開通直前の乗鞍エコーラインを使用して行われます。

最初の5kmは小さな起伏が続くロード。実質ウォーミングアップ。その後は18kmで標高差1100mずっと上りっぱなし。最高点を過ぎると同じコースをずっと下ってスタート地点と同じ場所がゴールとなるコース。下った後の上り返しはないので最高点まで行けば下りのみの気持ち良いコースです。

最初の5kmはヤマツツジが咲いていて、下から乗鞍岳を見上げたりできる絶景ロード。上りもスキー場内を走っていくので、見晴らしは最高。最高点付近では乗鞍岳剣ヶ峰がすぐ近くに見えます。また、最高点に近くなると雪渓が残っているので、雪に触れながら走れます。

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アクセス

松本、新島々からバスで向かうこともできます。

とはいえ、車で行くのが楽です。乗鞍高原までのそこそこの広さもあって、普通の運転技術があれば、特段の不安はありません。

東京から日帰りも無理ではないです。ただ、スタート地点が1,500mの高地で、さらに走って2,600mまで行くので、高山病が心配な場合には無理せず前泊が良いです。前日晴れていれば高原を散策しても良いですしね。

乗鞍高原は、スキー場もあり、登山基地でもあり、温泉もあることから、宿はたくさんあります。レース直前でも選ばなければ宿はあります。

大会の特徴

人家が無くて、開通前の道路沿いを走るので、沿道の応援はスタート近くの下の方を除けばありません。 その代わりに、運営側で応援隊のボランティアを企画していただいてます。それに元気づけられます。

標高が高いので、雨と風が強いとコース短縮が起こります。森林限界超えると吹きっさらしなので安全優先で仕方ないです。晴れると最高、風雨がきついと修行のようなレースになります。ただ、6月下旬に開催されるので雨の確率が高いんですよね。

観光ほか

レース後は乗鞍高原温泉内に白濁の温泉があります。前泊していると宿でレース後にお風呂に入れることも多いです。前後は高原内を散策するなり、上高地に行くなり、白骨温泉に行くなり、観光資源は豊富です。

山の村だいこんマラソン(高低差300m)

次は、岐阜県の最北部、飛騨市神岡町からさらに山奥に入って、富山県の有峰に抜ける道沿いにある山之村地域、山之村牧場をスタートゴール地点として開催されるレースです。

www.daikon-marathon.jp

コース

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高低差、約300mを上って下りてくるレース。完全な往復コース。コースは2車線から1.5車線幅です。山道のスライドですが、参加者が少ないのでわざわざセンターラインを大きくはみ出なければ危険はあまりありません。

最初の2kmちょっとは里の中を走るけれど、そこからは山の中を走る。かなり高いところまで走るんですが、森の中を走るので、あまり眺望は開けません。折り返して下りきった15kmからの登り返しが厳しいコース。最初の2kmと最後の2kmは里なので沿道の応援が嬉しい。 

アクセス

公共交通機関は不便です。飛騨古川駅からシャトルバス(要予約)が出ていますが、そもそも飛騨古川が遠いという。前泊必至ですが、会場付近には宿はほとんどありません。ただ、今年は民泊が企画されていました。

普通に考えれば奥飛騨温泉郷の下の方、飛騨古川、神岡に泊まるのがいいのでしょうか。富山からの日帰り参加者も多く見かけました。

とはいえ、車で行けば不便はありません。山之村へのアクセス道路も高山大山大規模林道という路線なので、片側一車線が十分確保されているので心配不要です。東京から日帰りもできなくはありません。中央道、国道158号安房峠道路を抜ければ岐阜県です。でも、遠いですし、日帰りで帰るのはもったいないですね。

大会の特徴

山の里にある牧場が起点終点のレースです。牧場はイベントで盛り上がって、こんな山村にこんなに人が来ることがあるんだろうかって思います(失礼)。

里を走っている時は、沿道の応援も多く、小中学生が応援してくれて、村ぐるみで盛り上がってます。起終点が牧場で、動物がいるので、家族連れで来ても退屈しません。牛乳、ヨーグルト、ソフトクリーム、ソーセージなどの牧場らしいものを売っている売店もあって、家族も退屈しません。

観光ほか

山之村牧場でゆっくりするのが良いでしょう。山を降りれば奥飛騨温泉郷、高山も近く、観光を兼ねて前泊or後泊するのが良いでしょう。観光資源は豊富なエリアです。その日に東京に帰るのであれば、平湯温泉の「ひらゆの森」でゆっくりしていくのがいいですね。

hirayunomori.co.jp

山梨市巨峰の丘マラソン(高低差280m)

山梨市牧丘を舞台にして行われるマラソン大会。なんといっても巨峰が楽しみな大会です。

以前は雁坂峠越え秩父往還144kmという甲府から雁坂峠を登山道で越えて川越まで夜通し走るヘンタイレース(褒めてます)と同日開催のことが多く、車で会場に向かうと、そのヘンタイの皆さんを応援してから参加できるレースでした。いろいろあったようでそちらは無期限の中止になりましたが、こちらの巨峰の丘マラソンは開催が続いています。

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kyoho-no-oka-marathon.com

コース

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牧丘町を走ります。前半は基本的に上り、後半は基本的に下りで下り坂が急坂です。なんといっても下った後に来る3箇所の登り返し。15kmくらいにある2回目の登り返しが厳しい。最後は下り坂で校庭に駆け込むので、ゴール地点ではカッコよく走り抜けるか、足がもつれてこけるかを選べます。応援しているうちの相方によると、かなり大コケしてゴールに入る人がいるそうです。20kmコースといいながら実際は18kmくらいのコースです。

コース沿いは葡萄畑が多く、木の高さが低いので景色はとても良く、富士山も見れます。しかし、暑い日だと日陰が少ないです。

最後の方にジャンボ鶴田農園の前も通るので、ファンの方はぜひ。

アクセス

中央道であれば勝沼インターから塩山を抜けて行けばすぐです。小仏トンネルの渋滞が始まる前に抜けることができれば、車でも楽に行けます。駐車場は町内のあちこちにあって、送迎してくれます。 

帰りは渋滞が嫌であれば、そこそこに山梨を離れる必要があります。開催日が9月の3連休の中日になることが多いので、早めに出ないと大月から八王子ジャンクションまで詰まります。

鉄道であれば山梨市駅から送迎バスが出ています。ワインの美味しい土地なので、できれば鉄道で行きたいですね。

大会の特徴

私が走っていた頃は、灼熱か台風かのどちらかになることが多くて、記録は出ませんが記憶に残るレースでした。9月中旬の甲府盆地は朝は涼しいんですが、晴れると暑いです。

ここはもうブドウです。走った後におもてなしの巨峰食べ放題。っていってもそんなに食べられるものでも無いですが。また、会場にはほうとうも売っているので、残っているうちに食べるのをお勧めします。

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観光ほか

会場周辺ではブドウの即売がたくさん。試食して買って帰るのも楽しみです。電車であれば、近くの勝沼で降りてぶどうの丘でワイン試飲してくるのも良し、ワイナリーを巡るもよしです。東京から日帰り圏ですのでいろいろ楽しめます。

越後湯沢秋桜ハーフマラソン(高低差234m)

越後湯沢から少し離れた陸上競技場をスタートゴール地点にするレースです。秋桜ラソンと言いながらも、レースの時点ではまだ秋桜には早いことが多いです。

yuzawa-cosmos.jp

コース

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スタートして、大源太湖に向かってグングン登って行き、最高地点から今度は一気に下ります。13kmくらいでスタート地点に戻ってきて、その後は越後湯沢の市街地に向かって走るコース。上って下りてきてからの市街地に向かうところの微妙な起伏が厳しいコースです。19kmから競技場に向けての上り坂が勝負です。

景色もかなり見えますし、少ないですが秋桜を見ながら走ることもできます。

アクセス

このレースは新幹線で行くべき。越後湯沢から会場までシャトルバスが出ていますし、ホテルによっては、会場まで送迎してくれるところもあります。ダウンジョグ、アップジョグ代りに走っても行けます。

車で行くなら関越道の越後湯沢インターからすぐです。日帰りもできるし、温泉なので前泊も良いって感じですね。 

大会の特徴

上り坂は応援が少なく、市街地の応援は多いです。ちょうどダレて来るところなので、応援は助かります。 

観光ほか

ここは日本酒を飲まないといけません。

越後湯沢駅のぽんしゅ館で利き酒をするなり、食事処で飲むなりして帰りましょう。これが楽しみなので、新幹線で来るのが良いですね。帰りの新幹線でも地ビールか地酒を持ち込みましょう。 

温泉は駅付近にも共同浴場があったり、日帰りを受け付けるホテルがあったりしますので心配ないです。

昭和村河岸段丘ハーフマラソン(高低差220m)

群馬県の昭和村で開催されるハーフマラソン利根川河岸段丘にレタス畑が広がっていて、そこを走るレースです。

www.kagandankyu-marathon.net

コース

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会場からスタートして、急坂を下り、その後200m上ります。傾斜は河岸段丘の上の段に移る時は厳しく、移ってしまうとやや緩くなるという感じで、まさに河岸段丘ラソン。最高点まで行くとその後は下り基調になってゴールに至ります。途中からほぼ平坦になりますが、下りに慣れた脚にはむしろ平坦でも厳しい。

周囲はレタス畑となっている距離が長いです。景色は最高で武尊山谷川岳が見えます。ただし、レタス畑なので日陰は無くて暑いです。5月中旬ということもあり、晴れると厳しいコースです。 

アクセス

関越道昭和インターからすぐです。東京から日帰りは容易です。ただし、公共交通機関は無いので、高崎に前泊が必要となります。相乗りしてでも車で来ましょう。 

大会の特徴

参加賞はレタス、そして抽選でさらにレタスが当選するかもしれません。なんとなく地元のイベント的な雰囲気を出しながらもぐんまちゃんもいたりして他県の人たちを意識した雰囲気もあり。 

観光ほか

群馬県赤城山麓なので温泉もあり、さらにレタスなど野菜買って帰るもありです。ドライブがてら吹割の滝でも寄るのも良いでしょう。お好みで。 

小鹿野ロードレース(高低差110m)

秩父の奥、埼玉県小鹿野町で開催される小鹿野ロードレース。参加費が安い。ハーフで2,000円という破格値(2019年現在)。これで参加賞と抽選券が付いてきます。くじ運の無い私はボールペンもらいましたけど。

www.tecnoplan.co.jp

コース

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小鹿野町の中心部からスタートして、国道299号を上って戻って来るコース。国道299号を駆け下りて来ると15kmくらいで尾根を一つ越えるキッツイ登り返しがあります。高低差100mそこそこなので、結構がんばれます。

国道299号は谷底を走っていくので、GPSをロストしてしまう場合あり。時計に頼りすぎない走りも必要です。

国道299号は、交通規制がされていません。気をつけないとゆっくりですが車が通ります。ただ、この先の国道299号は有名な酷道区間。あまり交通量は無いのでそんなに心配は不要です。

アクセス

秩父方面は、自動車専用道路がかなり先まで開通したので、行くのがかなり容易になりました。練馬からだと車で1時間半程度で会場に到着できます。ただし、公共交通機関だけで行くのはかなりたいへん。前泊が必要かもしれません。 

大会の特徴

安価で手作り感が満載ですが、ゲストはSUBARU陸上競技部から参加で、結構硬派な雰囲気。 たった2千円でこれだけあれば十分です。

観光ほか

小鹿野町はわらじかつ丼が名物だそうです。会場周辺にもお店がありますが、混んでます。車で来ているのであれば、少し離れると空いているお店もあるので、行ってみるといいと思います。

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また、この季節はダリアが咲いています。会場から少し山に入ったところに広いダリア園があるので、帰りに寄るのが良いと思います。きれいでしたよ。

www.ryokami.ogano.saitama.jp

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もちろん、秩父なので、温泉もあります。結構あちこちで湧いているので、探してみてください。西武秩父の駅前にもありますよ。

 

来シーズンもどれかには申し込みたいと思ってます。トレーニングを兼ねた遠征レースはいいですよね。

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